ピエトロ・ドウリャ(オトマニジム/道場ドウリャ)インタビュー

インタビュー

公開日:2018/7/23

梅野の対戦相手として急浮上したピエトロ・ドウリャ。
2016年にレベルス初参戦で不可思と激闘の末にドロー判定。3か月後の再参戦では裕樹に判定勝利。それ以来2年ぶりのレベルス参戦だ。
そのドウリャに近況を訊いた。

―― 2年ぶりのレベルスですね。
ドウリャ 17年1月にオファーを頂戴してたのですが、練習中に眼球に傷を負ってしまい医者からしばらくの打撃練習の中止と手術の必要性を言われました。せっかくのチャンスでしたのに泣く泣くキャンセルしました。山口会長には大変ご迷惑をかけてしまいました。ですから今回のオファーはとても嬉しい。即座に快諾しました。

―― 眼球の方は大丈夫なのですか?
ドウリャ 大丈夫です。手術ですっかり傷も完治したので問題ありません。

―― コンディションは?
ドウリャ まったく問題ありません。ケガもありませんし体調は最高です。現在64㎏ほどです。あと10日もありますし契約体重まで落とすのも何の問題もありません。

―― そういえば自前のジムも立ち上げましたよね。
ドウリャ 規模は大きくありませんが個別指導を中心としたジムです。プライベートレッスンとか少数グループへの指導が中心です。なので自分自身への練習は変わらずにオトマニジムでトレーニングしています。

―― 5月にはA1の世界タイトル認定戦で王者になりましたね。
ドウリャ 2014年春先からA1では3大会を通して32名のトーナメントを行い優勝しました。今回はそれの世界タイトル認定戦ということで王者になりました。今後はでフェンダーとしてタイトル防衛戦をしなければなりません。頑張ります。A1は以前K-1Maxに参戦していたアリ・グンヤーが開催している大会です。



写真撮影時には「不可思とはドローだった。だから互いに決着がついてない。不可思がknockoutでチャンピオンになって、私が梅野を倒したらREBELSのリングで私との決着をやろうではないか」
「梅野。パワーの違いをみせてやる」との発言も。


―― 今回の相手となる梅野選手のことは?
ドウリャ もちろん知ってますよ。彼は本場のムエタイのベルトを巻いてましたからね。トップの実力者であることはよく承知してますよ。彼の試合映像をみながら色々と研究しましたよ(ニヤリ)。

―― いろいろと分析を?
ドウリャ 梅野は素晴らしい選手です。王者の風格があります。彼のスタイルは好きです。僕との試合はかなり噛み合うだろうと思っています。パワーで僕の方が一枚上じゃないかなと思っています。

―― 試合運びは?
ドウリャ そのときそのときの場面で対応は変わりますね。梅野もそうでしょうが僕も引き出しが多いです。そして5Rマッチですから集中力とスタミナが重要ですね。ミスした方が負けるでしょう。

―― 具体的なことは言えませんか?
ドウリャ はははは。僕もコーチのサイドも梅野の分析は終えてます。彼がどういう選手なのかはよく把握しています。それをもとに対策も立てています。きっといい試合になりますから。もちろんKOファイトを目指しますから。彼は僕より背が高い。身長差はアドバンテージになりますが、ま、それはそれです(ニヤリ)。

―― 日本は猛暑です。
ドウリャ それも知ってます。なのでオトマニジムも窓を閉め切って練習しています。いろいろと対策を実行しているということです(笑)。

―― 勝利確信は?
ドウリャ もちろんあります。梅野に勝てば僕の存在は日本でかなり面白い位置になると思っていますしね。きっちりとやりますよ。

プロフィール
ピエトロ・ドウリャ
所属:オトマニジム/道場ドウリャ
生年月日:1986年10月26日、31歳
出身:スリナム
身長:170cm
戦績:Aクラス戦績25戦19勝4敗2分8KO
MTBN国内王者、UMC王者、A1世界王者(すべて63.5㎏)

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