不可思選手 インタビュー公開!

インタビュー

公開日:2016/11/18

2016年11月30日(水)に後楽園ホールで行われます「REBELS.47」にてハチマキ選手と対戦いたします、不可思選手のインタビューを公開させていただきます。

「早く俺を世に出してくれ!」



―― 今年は1月にWPMF日本スーパーライト級王座の初防衛戦、7月にはRISEライト級王座に挑戦とタイトルマッチ続きです。今回は第3弾としてホームであるREBELSでの初のタイトルマッチということになりました。

不可思 ハチマキさんとやるというだけで、タイトル云々はあんまり関係ないですね。緊張の度合いはいつもと変わらない。この間のRISEのタイトルマッチの時も試合中はタイトルがかかっているかどうかなんて全く考えなかった。水町浩選手に勝って、「良かった、良かった」と思っていたら、リングにチャンピオンベルトが入ってきて、「ああ、ベルトももらえるんだ」という感じでした。

── そんな感じだったんですね。

不可思 ただ、REBELSのタイトルは持っていないので欲しい(微笑)。

── いつかやると思っていた?

不可思 去年の途中くらいまで「なんかやるかな」と思ってきたけど、組まれないので「意外とやらないな」と半ば諦めていたんですよ。やっとチャンスが来たかという感じですね。

── 普通に喋ったことはありますよね?

不可思 普通に話します。普通にいい人。

── ただい闘い方も性格も生活様式も全て異なる気がします。

不可思 そうですね。全く違うと思います。ハハハッ。当然プライベートでは全く絡みがない(微笑)。

── どんな試合をイメージする?

不可思 簡単な答えになってしまうけど、序盤か中盤くらいで倒したい。長くなったらなったで別にいいけど、できれば早めに倒したい。

── 何かそうでなければいけない理由があるの?

不可思 ノーダメージだったら、そのまま飲みにいけるじゃないですか(笑)。この間、小笠原瑛作が工藤政英選手を秒殺しましたよね。あの試合を観て、「俺もこのくらい早く終わらせたい」と思いましたもの。いまクロスポイントはみな好調なので、おのおの刺激しあっている部分はあると思う。この間、T-98さんがラジャダムナンスタジアムで日本人王者として初めて王座防衛に成功したじゃないですか。あの試合にも感動して、T-98さんをジムの先輩として誇りに思いました。今度の試合に向け、T-98さんと一緒にスパーリングをしているけど、やっぱめっちゃ強いんですよ。

── それはそうでしょう。

不可思 今回の試合も間違いなくT-98さんより強い攻撃はこない。それだけは断言できる。

── 客観的に分析して王者のハチマキ選手より自分が上回っている部分は?

不可思 勢い、パワー、スピード。気持ちも強いと思う。ハチマキ選手は粘りというかズルズル闘うタイプじゃないですか。こっちからしたら面白くないので、そういう試合はしたくない。巻き込まれることなく倒します。自信もあるので、普通に獲れると思います。

── どんなイメージを抱けばいい?

不可思 倒せる穴を見つけたら、そこを一気につくというイメージですかね。最近は常にテーマを決め、頭を使って練習するようにしているんですよ。

── それはまた意外な話ですね。なぜ?

不可思 以前の俺は作戦もなく、ガーッと行くだけでした。それでも勢いだけで勝てた。

── それゆえに先制のダウンを奪われることも多かったわけですね。

不可思 ハイ(苦笑)。でも、いまは勢いだけではなく、頭を使って闘っている。だからこそ自信がある。これからはイケイケだけではない、新しい不可思に期待してほしいですね。

── そういえば、先日REBELSの山口元気代表がパンクラスの酒井正和代表とともに第三のルールを来年からスタートするとアナウンスしました。その時、山口代表は「不可思に合ったルール」と発言していましたが。

不可思 ああいうノリは結構好き。面白いと思いますね。「観る人はどうなんだろう」という興味もある。自分としてはやってみたい気持ちがありますね。まだその練習はしていないけど、タックルもあるじゃないですか。MMAの人とテイクダウンありの練習もするけど、タックルがあったらハンパじゃない。こっちもレスリングをみっちりやらないと、倒されてボコボコにされてしまうでしょう。「打撃があったら大丈夫」と楽観視していたらたぶんやられる。しっかり対応しないと勝てないですよ。倒されてボコボコにされるのはイヤですから。

── 先日、かつてタイで一緒に汗を流した武尊選手がK-1で優勝しました。刺激になる?

不可思 ハイ。17歳の頃、バンコクのゲオサムリットジムで同じエアコンなしの部屋に住み込んでいたんですよ。週末には一緒にパタヤとかに行っていました。そういうふうに一緒にやっていた奴があれだけ注目されてスポットライトを浴びていたら、羨ましくないといったら嘘になる。「俺はもっと」という気持ちが強いので、単純に「すげぇ」とか「おめでとう」という気持ちではない。本当に武尊は頑張ってきたんだなと思いますね。「俺もまだまだもっとできるのかな」と思いますね。

── だったらKNOCK OUTにも興味あり?

不可思 期待しかないですね。「早く俺を世に出してくれ」と叫びたい。

── 年末のRIZINも?

不可思 絶対いま出ている選手より俺が出る方が人気は出ると思うんですけどね。でも、結局それだけの選手だったら、そこにいようといまいと注目される。だからいまの自分はまだまだなんだと把握しています。

○プロフィール
不可思
所  属:クロスポイント大泉
生年月日:1991年6月17日生まれ(25歳)
出  身:タイ・バンコク
身  長:175cm
戦  績:37戦27勝(10KO)8敗2分



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