町田光選手 試合直前インタビュー公開!

インタビュー

公開日:2015/07/03

2015年7月12日(日)にディファ有明で行われます「REBELS.37」にて、REBELS 60kg級タイトルマッチ3分5回戦を行います、町田光選手のインタビューを公開させていただきます。

郷州力にはまっすぐなものを感じる

聞き手:布施鋼治

──REBELSへの出場は去年10月SHIGERU戦以来9か月ぶりです。

町田 そう言われて「ああそうなんだ」という感じです(微笑)。
本当に久々ですね。

──しかも、急きょタイトルマッチで行なわれることになりました。

町田 すいません。
ちょっと勘違いしていた部分があって、最初から勝手にタイトルマッチだと思っていたんですよ。
最初から僕はそのつもりでした。

──確かに郷州力選手の実績は十分ですからね。

町田 最初に試合のオファーをもらった時、「ここで交じり合うんだ」と思いました。
なんとなくですけど、いつかはBLADEのトーナメントとかで闘うだろうと予想していたので、いざ闘わばどんなふうに闘おうかと考えていたりはしていました。

──だったら、オファーがあった時にはすぐ受けた?

町田 そうですね。
面白そうだと思ったし、噛み合うんじゃないかと思ったので。

──その心は?

町田 郷州選手同様、僕も前に出るし、手数も多い。
スタイル的にちょっと似ている部分があると思ったんですよ。
すごく盛り上がる試合になるんじゃないですかね。

──だったら「郷州力」という名前を聞いただけでモチベーションが上がったのでは?

町田 彼はすごく人間力があると思う。
そういう選手と闘えるのは光栄だし、すごく楽しみ。

──どんなところに人間力を感じる?

町田 なんかまっすぐなものを感じるじゃないですか。
ハッキリとはいえないけど、すごく強い魂を持っているような印象を受けます。

──客観的に選手としてはどんな評価を下している?

町田 もちろんテクニックもあるけど、それ以上にパワーやずば抜けたタフネスさを持っている。
それにどんな攻撃をもらっても、絶対に怯まない。
試合映像は4~5戦見たと思います。

──現時点ではどんな試合になると予想する?

町田 郷州選手のプレッシャーは強いと思うけど、自分は彼を後退させることができると思う。
それができれば、僕の勝ちでしょう。

──頭を使って下がらせる?

町田 そうですね。
あとはいかに殺気を出すか。
そうしたら、自ずと素晴らしい闘いをお客さんに見せられると思います。

──居合パンチを期待しているファンも多いと思います。

町田 居合パンチを殺気を漂わせながら絶対に出します。

──今回は殺気にこだわる?

町田 ここ何戦かに足りなかったもの──それは殺気だと思っているんですよ。
改めて振り返ってみると、全然足りなかったと思っています。
もちろん、華炎(かえん)や紫炎(しえん)など、僕が持っている全ての必殺技を使うつもりです。

──現時点ではどんな勝利をイメージしていますか?

町田 序盤は接戦になりながらも、後半は圧倒して下がらせてロープ際で郷州選手が倒れてKO勝ちというイメージですね。

──結構具体的ですね。
しかも、今回はトリの大一番です。

町田 本当はメインじゃなかった方が良かったと思うんですけどね。

──それはまたなぜ?

町田 まだ僕にはそこまでの集客力がないと思っていますから。
誰よりも面白い試合をするという気持ちはあるけど、まだまだ一般層まで僕の影響力は及んでいない。
キック界でも誰もが見たいというところまでは行っていない。
ほかの試合は意識しないで、自分自身が覚悟を持って、死んでもいいと思いながらやるだけです。

──郷州戦後の青写真も思い描く?

町田 そうですね。
次の試合もほぼ決まりそうなんですけど、やってみたいことといえば、キック界の橋渡し役や突破口になれたらいいなと思っています。

──町田選手ならできるのでは?

町田 この間シュートボクシングに行ったんですけど、やっぱりちょっと出てみたいと思いました。
いまはいろいろな団体に出ることが大切だと思っているんですよ。
いろいろな団体に出て、自分を高めたい。

プロフィール
町田 光(まちだ ひかる)
所  属:橋本道場
生年月日:1987年7月23日
出  身:東京都
身  長:170cm
通算戦績:37戦25勝(9KO) 9敗3分

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